2010年 7月号 第281号
1.既定路線の消費税
消費税10%の増税は平成16年にすでに計画されていたようです。
社労士の受験勉強の中で知り得たことですが、官僚は堅い人たちですから、日本の将来を十二分に統計的に分析し、知り尽くしています。
今年の社労士試験に出題されそうな「厚生労働白書の概要」(平成21年版)から、年金制度関係の一部を抜粋して記します。
消費税は24年度に上がらねばならないという官僚の真意を推察できます。
(1)平成16年年金制度改正後の課題
基礎年金国庫負担割合の引上げ
平成16年年金制度改正においては、急速に進行する少子高齢化を見据え、将来にわたり年金制度を持続可能なものとするため、
給付と負担の両面にわたる見直しを実施し、新たな年金財政の枠組みを構築した。
その際、基礎年金の国庫負担割合については、法律の本則上2分の1とするとともに、改正法の附則において、3分の1から2分の1に引き上げる道筋を示した。
この道筋を踏まえ、各年度において基礎年金国庫負担割合の段階的な引上げを実施するとともに、平成21年通常国会において、
基礎年金国庫負担割合2分の1を実現するための「国民年金法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律」が同年6月19日に成立し、6月26日に公布されたところである。
本法律は、平成21年度及び平成22年度において、財政投融資特別会計からの一般会計への繰入れにより臨時の財源を手当てし、
基礎年金国庫負担割合を2分の1とするとともに、税制抜本改革により所定の安定財源を確保した上で2分の1を恒久化し、仮に恒久化する年度が平成24年度以降となった場合には、
それまでの間も、臨時の法制上及び財政上の措置を講ずることにより2分の1とすること等を内容とするものである。
【コメント】
[1] 国庫負担が1/2できていませんから、特別会計からお金を出しているぞ!と言っています。
[2] 平成19年の社会保障給付費は91.4兆円、そのうち年金48.3兆円。
平成21~22年の国家予算(一般会計)92兆円
特別会計のすごさを感じます。
以下再び引用
(2)平成21年財政検証結果
平成21年財政検証結果
年金財政については、平成16年年金制度改正において、給付と負担の均衡が確保されているかどうかについて少なくとも5年ごとに検証し、将来の財政見通しを作成することとなっている(財政検証)。
このため、金融や経済の専門家で構成される社会保障審議会年金部会経済前提専門委員会で議論された長期の経済前提等を用いて検証を行い、平成21年2月23日に平成21年財政検証の結果を公表したところである。
今回の財政検証においては、将来の厳しい出生率の動向や現下の厳しい経済状況を織り込み、長期的には現下の経済状況の混乱を脱し、再び安定的な成長軌道に復帰する姿を想定しており、その中でも、
「基本ケース」の下では、最終的な所得代替率は50.1%になると試算され、これによって年金の長期的な給付と負担の均衡が確保されていることが確認された。
2.社労士模擬テストを受けて
7月23日(日)はじめて模試にチャレンジ、本番の8月22日(日)に備えています。
ここで大発見したこと(体験したこと、耐えられたこと)は午後の3時間30分の間に70問(350の文章を読み、○×の判定をすること)のテストのすごさは予想以上で、
テストの結果よりも耐え抜くことができたことが大きな自信となりました。
210分の中で休憩は周りに迷惑をかけないように自主的に出来るのですが、時間との戦いですから時計を見ながら10科目に回答していきます。
1/3を過ぎたころから、頭の回転が著しくにぶってきます。ここで5分間の瞑想、少し回復しますが読むスピードは落ちていきます。
2/3を過ぎたところでは、ほとんど、もうろう状態、全文を読む力はなく直観で字を追っているだけの状態。回答したところでトイレ休憩を申告、5分間の休憩、席に戻って、回答用紙への転記(18分を要する)。
最後に見直しをするも、見直したものの正解率は20%。見直ししても回答を変えるなという指導は当を得ている。終わって更に70分の回答解説に参加、
よく体がもったものの冷房の中での8時間(午前10時~午後6時30分)で体は冷えきって、回復に時間がかかります。
午前中の試験は80分選択の穴埋めで簡単そうですが、実はこれがこの試験の最大の恐怖なのです。10問あり1問につき5つの空欄に解答するのですが、1問でも正解が3つないと、
他の午後のテストを含めて良い成績でも不合格という足切りのテストなのです。
3つの正解を求めて、文字通り必死の80分の戦いですが、よくできる人には15分かからないのです。退場者が続出するなか、私は正解を捜して苦労をしてきました。
なかなかスリルのある高級かつ知的なゲームです。
