2010年 1月号 第275号
ご賀状有難うございます
日々新たに、本当に皆様に素晴らし年になりますようお祈りいたします。
大晦日から元旦にかけては空に満月が光り輝き「闇にも光あり」新しい年を勇気づける夜空でした。
(1) 感謝と覚悟
月光といえばベートーベンの有名なピアノ曲がありますが、昨年はオーケストラ講座「第九を20倍楽しもう」でその魅力の秘密に迫り、
より深い所に聴き入る楽しい「大人の休日」を楽しみ、何と12月にはゲネプロ2回、本番4回、見聞比べし感性と理性の相互作用と相乗効果を体験しました。
第九のテーマは「歓喜」こんな時代だからこそ叫びたい言葉です。
感性の本質である求感性は少し先を暗示することがあるように思いますが、歓喜とか癒しが相当に求められる年になりそうです。
元旦の天声人語も「太陽に元気をもらうより、月に癒しを請う年になる予感がする」と結んでいます。覚悟の必要な年となります。
(2) 覚悟とは
覚悟とはどんな意味があるのか気になり調べてみました。三つの意味があるようです。
- 心に用意があること。気持ちを引き締めること
- 決心
- あきらめ ~~~に対するあきらめ(に対する忍従)
幅と深さをもつ言葉だと改めて感動しているところです。「覚悟はよいか?」と尋ねられたとき。イエスと答えるには勇気がいります。 それには準備が必要です。覚悟への段取りとも言いうるでしょう。それは「今、ここを後悔無く生きる」姿勢なのです。 ベストピアで創刊以来の標語にしてきました-here and now- 今ここを最近実感できるようになってきました。 そしてつくづく思うことは、自分は“やりたいことをやりたいときに”させていただいたという感謝の念、その実感にうれしく我ながら心が動きます。 今、私はこの原稿をウィーンのニューイヤーコンサートをテレビで見ながら書いてるのですが、 一昨年は本場で同じ指揮者(ジョルジュ プレートル)で聞いてきましたのでその臨場感と熱気そして興奮を今ここ東京にいながら感じ取れるのです。 贅沢この上なき楽しい、まことに有難きことです。与えられた資源(体力と時間と情報)を有効に活用して、明日への覚悟に備えています。幸いな元旦であります。
(3) 明日からの課題
実は大きな課題を抱えての年越しでした。この年賀状を書き終えるのを待っているのです。
この市に住み40年近くになりますが、あの豊かさを誇った企業城下町が、ある危険水域に入ってしまい、行政改革が必要になってきました。
2年前から監査委員なって、初めて行政に係わり、自分の世界を広げたのはよかったのですが、世の中知らなくていいことがたくさんあると実感しています。
知るべきではなかったと後悔しています。その上に昨年12月には行政改革の一端ということで賃金専門部会が設置され、
その長に任命され「義を見てせざるは勇無きなり」と感じて引き受けてしまいましたが、改革の困難さ、民間の文化と公務員の文化の厚い壁に直面しており、
如何にして一粒の共通の種、一筋の微かな水脈を捜し求めています。
この部会の役割は人件費の大幅な引き下げと少なからぬ人員の削減の諮問です。答えは始めから判っているのです。
その答えが内側から出せないところに問題があります。更に民間の答えは受け入れられないような法律で守られているのです。
この硬いガードの中で何ができるか?逃げることも投げ出すこともできず、市民からの期待と職員の不安の軋轢に苦しんでいます。
だが、しかし、です。日本の政治の縮小版であることは確かなこと、新しい政権もいまだに人件費には手をつけていません。
一番簡単なことが一番難しいということですからこれは文化の違いにほかなりません。浜口雄幸首相もできなかった難問です。
その結果かつての日本がどのような道を歩んだのか公務員は学ぶべきです。改憲も増税も待っています。国民も賢明であるべきです。
(4) 自己への挑戦
結局個人の力ではどうにもならないように組織の力がほぼ自動的に動いていきます。時代の閉塞感に感性が閉じ込められているのです。だからこそ、『今ここ』の考え方が大切です。
ベストピアの魂はnimokakawarazuです。
上記のような課題が与えられるとは露知らず、予期することもなく、私は昨年の8月31日、国家試験である社会保険労務士の受験を決断し勉強を始めました。
その動機についてはベストピア12月号に記しましたが、心をすっきりさせたかったためです。予定どおり進めていますが、忘れては覚え、覚えては忘れるという楽しいゲームです。
忘却との戯れともいえます。通信教育を受けていますがこれがまた愉快です。ちょと手を抜くと点数がさがります。努力と結果の因果関係が悲しいほどに、正直に現れます。
自分では満点のつもりで提出するのですが、努力の程度に応じた成績が戻ってきます。8月29日の試験に向けて知力、体力、気力の鍛錬を続けています。
(5) 健康の維持について
今年は60代最後の年になります。加齢は素直に受け入れ不義理をしても無理をせずの姿勢で生きています。皆様にはご無沙汰、ご無礼の失礼をお詫び申し上げます。
健康は歩くことを中心に、栄養のバランスを考えた食事を頂いて(妻のお蔭で)多忙な日々を送っています。
社労士の受験を決める前に、今年の旅を申し込み済み、6月に2週間の日程で旅にでます。普通は変更すべきことなのですが、私の旅は特典航空券の有効活用のため変更ができません。
有効活用のためには1年前からの予約が必要です。何事も段取りとはいいますが、段取りしすぎて困ることもあります。全て受容し色んな変化を楽しみながらベストピア300号を目指しています。
長々のお付き合い有難うございます。重ねて皆様のご健勝を心よりお祈りいたします。
小原 靖夫
